“不幸福”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふしあわせ75.0%
ふしあはせ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けれど其先天的不具がかれの一生の上に非常に悲劇の材料と為つたのは事実で、人間と生れて、これほど不幸福ふしあわせなものは有るまい。
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
にいさん、なにが幸福しあわせになり、なにが不幸福ふしあわせになるか、わかったものでありません。あれからわたしは、事業じぎょうおこして失敗しっぱいしました。
くわの怒った話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
この八年の間、私の生活は、變化にとぼしいものではあつたが、不幸福ふしあはせではなかつた。何故なら、それは無爲むゐな生活ではなかつたから。私は自分の手の屆く限りのすぐれた教育を受ける道を講じた。