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不幸福
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ふしあわせ
ふりがな文庫
“
不幸福
(
ふしあわせ
)” の例文
けれど其先天的不具がかれの一生の上に非常に悲劇の材料と為つたのは事実で、人間と生れて、これほど
不幸福
(
ふしあわせ
)
なものは有るまい。
重右衛門の最後
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
兄
(
にい
)
さん、なにが
幸福
(
しあわせ
)
になり、なにが
不幸福
(
ふしあわせ
)
になるか、わかったものでありません。あれから
私
(
わたし
)
は、
事業
(
じぎょう
)
を
起
(
おこ
)
して
失敗
(
しっぱい
)
しました。
くわの怒った話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「なにが
幸福
(
しあわせ
)
になり、なにが
不幸福
(
ふしあわせ
)
になるか、わかるものでありません。」といった
弟
(
おとうと
)
の
言葉
(
ことば
)
が、いまさら
兄
(
あに
)
の
頭
(
あたま
)
の
中
(
なか
)
に
浮
(
う
)
かんできました。
くわの怒った話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
時には、「とにかく
不幸福
(
ふしあわせ
)
といっても死んでこうして新聞に書かれれば光栄である」などと考えて、音も
香
(
か
)
もなく生まれて
活
(
い
)
きて死んでいく普通の多数の人々の上をも思いやった。
田舎教師
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
こうして夜ごとに客を迎うる
不幸福
(
ふしあわせ
)
な女に引きくらべて、こうして心の
餓
(
う
)
え、肉の
渇
(
かわ
)
きをいやしに来た自分のあさましさを思って肩をそびやかした。
廓
(
くるわ
)
の通りをぞろぞろとひやかしの人々が通る。
田舎教師
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
▼ もっと見る
「
不幸福
(
ふしあわせ
)
な人だった!」
田舎教師
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
不
常用漢字
小4
部首:⼀
4画
幸
常用漢字
小3
部首:⼲
8画
福
常用漢字
小3
部首:⽰
13画
“不幸”で始まる語句
不幸
不幸者
不幸な者を