“宿泊”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とまり33.3%
しゅくはく22.2%
しゆくはく11.1%
とま11.1%
とまる11.1%
やどり11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
旅費は無論充分でなかった。代助の旅装に適した程の宿泊とまりを続けるとすれば、一週間もたない位であった。けれども、そう云う点になると、代助は無頓着むとんじゃくであった。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
その夜は隊へ宿泊しゅくはくを余儀なくされ、其の翌日僕はやっと帰宅を許されました。セントー・ハヤオの事が気がかりで飛ぶように下宿の門をくぐりました。
壊れたバリコン (新字新仮名) / 海野十三(著)
「いや、いつもはいたつてさびしい」東京とうけうへくればいつでも此処ここ宿泊しゆくはくすることにしてゐるM、Hこたへた。
微笑の渦 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
「Q旅館か、二年前に始めて英国へきたその時の夏には、この旅館に宿泊とまった事がある…があとにも先にも、それが一ぺんきりに違いない。」と泉原はつぶやいて
緑衣の女 (新字新仮名) / 松本泰(著)
「なに、どうせ二晩三晩は宿泊とまるのですから急がないでもいのです。」と平気で盤に向っているので、紳士しんしもその気になり何時いつしかおしょうの問題は忘れて了っている。
恋を恋する人 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
零落れいらく宿泊やどりはやすし。
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)