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可
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き
ふりがな文庫
“
可
(
き
)” の例文
で、芳子は
殆
(
ほとん
)
ど
喧嘩
(
けんか
)
をするまでに争ったが、矢張
断
(
だん
)
として
可
(
き
)
かぬ。先生を
頼
(
たよ
)
りにして出京したのではあるが、そう聞けば、なるほど
御尤
(
ごもっとも
)
である。監督上都合の悪いというのもよく解りました。
蒲団
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
所謂
(
いわゆる
)
大臣とは道を以て君に
事
(
つか
)
え、不可なるときは則ち
止
(
や
)
む、(
諫
(
いさ
)
めて
可
(
き
)
かれずば則ち退く)。今由と求とは(諫むべくして諫めず)、具臣(いたずらに臣の数に備わるもの)というべし。(二四)
孔子
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
而
(
しか
)
も
其
(
その
)
才を
憐
(
あわれ
)
みて獄に
繋
(
つな
)
ぎ、
諷
(
ふう
)
するに
管仲
(
かんちゅう
)
・
魏徴
(
ぎちょう
)
の事を
以
(
もっ
)
てす。帝の
意
(
こころ
)
、敬を用いんとする
也
(
なり
)
。敬たゞ
涕泣
(
ていきゅう
)
して
可
(
き
)
かず。帝
猶
(
なお
)
殺すに忍びず。
道衍
(
どうえん
)
白
(
もう
)
す、
虎
(
とら
)
を養うは
患
(
うれい
)
を
遺
(
のこ
)
すのみと。帝の意
遂
(
つい
)
に決す。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
その上、違作引きや、土地や灌漑についての修理費など、耕作者が要求して
可
(
き
)
かれないといふことはなかつた。みんな、はじめは圖に乘つて要求したが、しまひには氣味わるがり出したほどであつた。
生活の探求
(旧字旧仮名)
/
島木健作
(著)
人に、自分の云ふことを
可
(
き
)
かせようといふのはなかなかのこつた。
生活の探求
(旧字旧仮名)
/
島木健作
(著)
“可”の意味
《名詞》
(カ)成績や品質などの等級表示で、合格のための最低限のレベル。
(出典:Wiktionary)
可
常用漢字
小5
部首:⼝
5画
“可”を含む語句
可憐
可愛
不可
可恐
可哀
可笑
可惜
可怖
可傷
可怪
可厭
可憫
可怕
許可
可忌
可成
可哀想
可愛想
可訝
可懷
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