べき)” の例文
隱亡をんばう彌十に頼み燒棄やきすてさせ候段不屆に付存命ぞんめい致しをり候はゞおもき御仕置しおきにもおほせ付らるべきところ鈴ヶ森に於て殺害せつがい致されしにより其つみ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
昨日きのふといふ過去は幾十年を経たる昔日むかしの如く、今日けふといふ現在は幾代いくよにも亘るべき実存の如くに感じ、今迄は縁遠かりし社界は急に間近に迫り来り
厭世詩家と女性 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
一 味方士卒にいたるまで、唯今より即刻、兵糧をつかい申すべきこと。
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
何故疑ひて金子などお預り申べきや其儀は御無用ごむようなりと云にぞ忠八は亭主が侠氣をとこぎに感じて懷中より金百疋取出し是は餘りに輕少けいせうなれども此印籠を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
人手に掛し抔といまはしき儀を訴出る者の有べきことには九助が申上る事而已のみ御取上に相成只々私しを御しかりおそれながら御奉行樣の依怙贔屓えこひいきと申ものと云を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)