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佳味
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かみ
ふりがな文庫
“
佳味
(
かみ
)” の例文
じっさいそれは、アメリカだちょうと、
称
(
しょう
)
せらるるものであった。全身は灰色で、その肉は
佳味
(
かみ
)
をもって
賞
(
しょう
)
せらる。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
また
人工
(
じんこう
)
の
巧
(
たくみ
)
なるも、
造化
(
ざうくわ
)
の
美
(
び
)
には
如
(
し
)
くべからず、
自然
(
しぜん
)
の
佳味
(
かみ
)
は
人
(
ひと
)
造
(
つく
)
らじ、されば、
鳥籠
(
とりかご
)
に
美
(
び
)
を
盡
(
つく
)
し、
心
(
こゝろ
)
を
盡
(
つく
)
して
餌
(
ゑ
)
を
飼
(
か
)
ふとも、いかで
鳥類
(
てうるゐ
)
の
心
(
こゝろ
)
に
叶
(
かな
)
ふべき。
十万石
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
すでに酒宴の
設
(
しつら
)
えができている。衆の歓語、満堂の和気。ぜひなく
盧俊儀
(
ろしゅんぎ
)
も杯にかこまれた。さてまた、次の日も宴だった。馬、羊を
屠
(
ほふ
)
り、山菜の珍、水産の
佳味
(
かみ
)
、心入れでない物はない。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“佳味”の意味
《名詞》
良い味。
良い趣。
(出典:Wiktionary)
佳
常用漢字
中学
部首:⼈
8画
味
常用漢字
小3
部首:⼝
8画
“佳味”で始まる語句
佳味相