“しゅへい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
酒瓶83.3%
手兵16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
世事の慷慨こうがい、他愛もない談笑、三人はすっかりいい機嫌になりいい仲になった。酒も四角よんかく(四合入りの酒瓶しゅへい)を何度卓へ呼んだことやらわからない。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
若い役人などは笑いがおさえられないふうである。しかもこれは笑いやすいふうではない、落ち着いた人が酒瓶しゅへいの役に選ばれてあったのである。すべてが風変わりである。
源氏物語:21 乙女 (新字新仮名) / 紫式部(著)
この戦で忠三郎は自ら兜首かぶとくび四級をあげた。なにしろ伊賀守の敗戦で、下手をすると大事に及ぼうとしたところを、わずかな手兵しゅへいで勝ちを制したのだからすばらしい手柄である。
蒲生鶴千代 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)