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酒瓶
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さかびん
ふりがな文庫
“
酒瓶
(
さかびん
)” の例文
無蓋車を降りて、車掌に
暇乞
(
いとまごひ
)
して、きよろ/\と見廻して、それから向ふの
酒瓶
(
さかびん
)
の絵看板の出てゐる
見世
(
みせ
)
の方へ行つた。
固
(
もと
)
より酒を飲みにぢやない。
椋のミハイロ
(新字旧仮名)
/
ボレスワフ・プルス
(著)
アルカージナ、ポリーナ、つづいてヤーコフは
酒瓶
(
さかびん
)
(訳注 複数)をもち、それにマーシャ、あとからシャムラーエフ、トリゴーリン、それぞれ登場。
かもめ:――喜劇 四幕――
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
法網
(
ほうもう
)
をくぐるために、
酒瓶
(
さかびん
)
の如きも普通のウイスキーの壜に入れ、ただレッテルの上に、
玄人
(
くろうと
)
でなければ判らない
目印
(
めじるし
)
を入れてある。こうした
妖酒
(
ようしゅ
)
のあることは君にも判るだろう
地獄街道
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
そういって、本棚の古本のあいだに入れてあった、変な形の
酒瓶
(
さかびん
)
とグラスを二つ持って来て、酒をついだ。蘭堂がグラスを取って、
嗅
(
か
)
いで見ると、なるほどすばらしいコニャックだ。
悪霊物語
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
私は、神も気づかぬ素早さで、呑みほした
酒瓶
(
さかびん
)
の数を勘定するのが上手であった。
逆行
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
▼ もっと見る
吉は流しの暗い棚の上に光っている
硝子
(
ガラス
)
の
酒瓶
(
さかびん
)
が眼につくと、庭へ降りていった。そして瓶の口へ自分の口をつけて、
仰向
(
あおむ
)
いて立っていると、間もなくひと流れの酒の
滴
(
しずく
)
が舌の上で
拡
(
ひろ
)
がった。
笑われた子
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
大きなテーブルがならんでおり、ぜいたくな
椅子
(
いす
)
がならんでいました。テーブルの上には、
酒瓶
(
さかびん
)
やコップやトランプの札などがちらかっていて、壁には銃や剣などの武器がかかっていました。
街の少年
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
酒瓶
(
さかびん
)
のような画が出ていたが
いやな感じ
(新字新仮名)
/
高見順
(著)
酒
常用漢字
小3
部首:⾣
10画
瓶
常用漢字
中学
部首:⽡
11画
“酒瓶”で始まる語句
酒瓶屋