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酒瓶
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てうし
ふりがな文庫
“
酒瓶
(
てうし
)” の例文
お志保は
酒瓶
(
てうし
)
を持添へて勧めた。
歓喜
(
よろこび
)
と
哀傷
(
かなしみ
)
とが一緒になつて小な胸の中を往来するといふことは、其白い、優しい手の
慄
(
ふる
)
へるのを見ても知れた。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
間も無く
酒瓶
(
てうし
)
の熱いのが来た。敬之進は寒さと酒慾とで身を震はせ乍ら、さも/\
甘
(
うま
)
さうに地酒の香を嗅いで見て
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
『
貴方
(
あなた
)
も一つ御上りなすつて下さい。』と銀之助は
可羞
(
はづか
)
しがるお志保の手から無理やりに
酒瓶
(
てうし
)
を受取つて、かはりに盃を勧め乍ら、『さあ、僕が御酌しませう。』
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
酒
常用漢字
小3
部首:⾣
10画
瓶
常用漢字
中学
部首:⽡
11画
“酒瓶”で始まる語句
酒瓶屋