“一吸”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひとすい83.3%
いっぷく16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と腹這になれば、花里は煙草をつけて煙管きせるを我手で持ったまゝ一吸ひとすいすわした跡を、その儘自身ですい、嫣然にっこりいたし
物を案ずるさまにて部屋の内をあちこち歩き、何かそこらの物を手に取りては置き、また外の物を手に取りては置き、紙巻を一本取りて火を付け、一吸ひとすい吸い、たちまちそれを投げ捨て
謙作は女が金を持って往くのを見て煙草を出し、それにマッチの火をけて、一吸いっぷくしてから腰をあげた。
港の妖婦 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)