“ひとすい”の漢字の書き方と例文
語句割合
一吸100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
石田は葉巻に火を附けて、さも愉快げに、一吸ひとすい吸って、例の手習机に向った。北向の表庭は、百日紅さるすべりまばらな葉越に、日が一ぱいにさして、夾竹桃にはもうところどころ花が咲いている。
(新字新仮名) / 森鴎外(著)
そこでまた清々すがすがしく一吸ひとすいして、山のの煙を吐くこと、遠見とおみ鉄拐てっかいの如く
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)