“甲胄”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かっちゅう70.0%
かつちう10.0%
かつちゆう10.0%
よろひ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
甲胄(かっちゅう)の擦れ合う音をたてて、宮様ご警護の竹原家の家来が、館の庭を往来(ゆきき)している姿が、簾越(すだれご)しに見えるのへ、隆貞は視線を投げていた。
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
また、安永中(あんえいちう)の続奥(ぞくおく)の細道(ほそみち)には、——故将堂女体(こしやうだうによたい)、甲胄(かつちう)を帯(たい)したる姿(すがた)、いと珍(めづ)らし、古(ふる)き像(ざう)にて、彩色(さいしき)の剥(は)げて、下地(したぢ)なる胡粉(ごふん)の白(しろ)く見(み)えたるは。
甲冑堂 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
もちろんこの鐵(てつ)の甲胄(かつちゆう)の他(ほか)に、革製(かはせい)のものもあつたと思(おも)はれますが、これはとっくに腐(くさ)つてしまひ、今(いま)は殘(のこ)つてをりません。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
ロレ いや、其(その)語(ことば)の鋭鋒(きっさき)を防(ふせ)ぐ甲胄(よろひ)を與(おま)さう。逆境(ぎゃくきゃう)の甘(あま)い乳(ちゝ)ぢゃと謂(い)ふ哲學(てつがく)こそは人(ひと)の心(こゝろ)の慰(なぐさ)め草(ぐさ)ぢゃ、よしや追放(つゐはう)の身(み)とならうと。