“かっちゅう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
甲冑93.6%
甲胄6.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一つの大きいドアの左右に日本の緋おどしの甲冑かっちゅうと、外国の鋼鉄の甲冑とが飾られていた。そのほかホールには壺や飾皿があった。
道標 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
『ほう、今の悲鳴は、吉良どのか。甲冑かっちゅうの血まみれは武士のほまれとこそ思ったが、素袍の血まみれは珍らしい。——いや古今の椿事ちんじ
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
(22)mace ——先に鉤釘かぎくぎのついたほこで、片手で振り、甲胄かっちゅうを破るなどに用いられた中世の武器。
その声につれてだんずるびわの音は、また縦横じゅうおうにつき進む軍船ぐんせんの音、のとびかうひびき、甲胄かっちゅうの音、つるぎのり、軍勢ぐんぜいのわめき声、大浪おおなみのうなり、だんうら合戦かっせんそのままのありさまをあらわしました。
壇ノ浦の鬼火 (新字新仮名) / 下村千秋(著)