“高加索”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
カフカズ50.0%
カフカーズ25.0%
コーカサス25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
貧窮ひんきゆう友人いうじん扶助たすけあたへぬのをはぢとしてゐたとか、愉快ゆくわい行軍かうぐんや、戰爭せんさうなどのつたこと、面白おもしろ人間にんげん面白おもしろ婦人ふじんつたこと、また高加索カフカズところじつ土地とち
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
モスクワにいる訳者は、今、高加索カフカーズの靴を爪先にぶらつかせて、私の傍の暖房ヒイターに腰かけている。
シナーニ書店のベンチ (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
その正しい描写には心をひかれ、千曲川の川上にあたる高原地の方へ出掛けた折なぞ、トルストイ作中の人物をいろいろ想像したり、見ぬ高加索コーカサスの地方へまで思いをせたりしたものであった。
千曲川のスケッチ (新字新仮名) / 島崎藤村(著)