“コーカサス”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
高架索66.7%
高加索33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
腰のところで粋に短く裾のひろがった上衣に短剣を飾った高架索コーカサスの連中とは、言葉も習慣もちがっているのであった。
広場 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
終日、髪をプラトークで包んだ若い娘たちや運動シャツにちいさい高架索コーカサス帽を頭にのせた若者、赤いネクタイをひらひらさせた少年少女が列をつくって通ったり、二人三人づれで行ったり来たりした。
おもかげ (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
その正しい描写には心をひかれ、千曲川の川上にあたる高原地の方へ出掛けた折なぞ、トルストイ作中の人物をいろいろ想像したり、見ぬ高加索コーカサスの地方へまで思いをせたりしたものであった。
千曲川のスケッチ (新字新仮名) / 島崎藤村(著)