広場ひろば
大階段を降り切った右手のちょっと凹んだようなところで預けてあった書附をかえして貰うと、更に六つ七つの段々からウラル大理石を張った広間へぬけ、大きい重いガラス扉を体で押して外へ出た。 暖い冬の匂いのするトゥウェルフスカヤ通りの雑踏が、朝子の目 …