“門燈”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もんとう85.7%
あかり14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
女はその横町を往って四辻よつつじに出ると、左の方に折れて往った。そこは狭い門燈もんとうもぼつぼつしかない暗い横町であった。
女の怪異 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
「おい、子供こども、あっちへいってやれ、門燈もんとうをこわすと大事おおごとだ。ここはひとのとおるみちで、ボールをげてあそ場所ばしょでない。こんど、へいにあたるとゆるさないぞ。」
日の当たる門 (新字新仮名) / 小川未明(著)
便所の窓を明けると、夕方の門燈あかりが薄明るくついていて、むかし信州の山で見たしゃくなげのあかい花のようで、とても美しかった。
新版 放浪記 (新字新仮名) / 林芙美子(著)