提灯あかり)” の例文
旧字:提燈
それに、船のお席も私がまいらぬと分りませんから、ちょッとお待ち下さいませ……ただいま、提灯あかりともして、すぐにお供をいたしますから
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「や、森啓之助殿——」と輪をくずして後ろを見ると、啓之助と一緒にきた竹屋三位卿、七、八間離れた所に、お久良の持ち添える提灯あかりをうけて立っている。
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「はい。今——お提灯あかりを」
無宿人国記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)