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燭光
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あかり
ふりがな文庫
“
燭光
(
あかり
)” の例文
停留所で降りた時、彼の眼の中を通り過ぎた
燭光
(
あかり
)
の数は、夜の都の活動を目覚しく物語るに充分なくらい、右往左往へちらちらした。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
私は
遠退
(
とほの
)
いてゆく
燭光
(
あかり
)
をじつと見まもつてゐた。彼は極めて靜かに廊下を
過
(
よぎ
)
り、出來るだけ音をたてないやうに階段室の
扉
(
ドア
)
を開けて後を
閉
(
とざ
)
した。それで
燈火
(
あかり
)
の最後の光も消えてしまつた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
彼はその間に立って、目的の横町へ曲る前に、これらの
燭光
(
あかり
)
と共に十分ぐらい動いて歩こうか歩くまいかと迷った。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
実を云うと、自働車の
燭光
(
あかり
)
で照らされた時、彼の
眸
(
ひとみ
)
の
裏
(
うち
)
に映ったこの人の
影像
(
イメジ
)
は津田にとって奇異なものであった。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
“燭光(
燭
)”の解説
燭(しょく、記号:c.)は、かつて使用されていた光度の単位。燭光(しょっこう、英:Candle Power)あるいはキャンドル(candle)ともいう。蝋燭1本分の明るさを目安としている。
単位であることを区別するため「単位燭光」ともいうが、国によって異なるものがあった(英燭光、仏燭光、独燭光など)。
(出典:Wikipedia)
燭
漢検準1級
部首:⽕
17画
光
常用漢字
小2
部首:⼉
6画
“燭”で始まる語句
燭
燭台
燭火
燭臺
燭奴
燭涙
燭力
燭燈
燭影
燭明