“たきまつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
松明50.0%
滝松50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
弟が用意して呉れた僅な松明たきまつの灯を掲げて、女は洞穴の中へ入って行った。歯朶しだが生い囲んでいる入口の辺を過ぎると、岩窟の岩肌が灯に照し出された。
富士 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
後ろに眼ばかり光らせて、ガタガタふるえているのは、弟子の滝松たきまつ、二十七八の小柄な男で、往来で呼込みをやるのが稼業ですから、恐ろしく陽にけておりますが、気の弱そうなところがあります。