“大松明”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおたいまつ83.3%
おほたいまつ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
袂から呼子の笛を探り出して、長次郎がふた声三声ふき立てると、それを合図に銀蔵が枯枝の大松明おおたいまつをふり照らして駈け付けた。
半七捕物帳:24 小女郎狐 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
二十日の暁に至って大松明おおたいまつの事、引続き竹ならし切の事、鳴鐘。午刻出仕して蓮華会を修する。すなわち竹伐修行の事で、法会、列讃、行道賛。
今夜はお堂のお水取りの日で、宵の七時に大松明おほたいまつがともされると云ふので、まだ日の暮れの五時であるのに參詣の人々が詰めかけて來る。
二月堂の夕 (旧字旧仮名) / 谷崎潤一郎(著)