“大松蕈”の読み方と例文
読み方割合
おおまつたけ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……如何いかがはしいが、生霊いきりょうふだの立つた就中なかんずく小さなまと吹当ふきあてると、床板ゆかいたがぐわらりと転覆ひっくりかえつて、大松蕈おおまつたけを抱いた緋のふんどしのおかめが、とんぼ返りをして莞爾にこり飛出とびだす、途端に
伯爵の釵 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
生霊いきりょうと札の立った就中なかんずく小さな的に吹当てると、床板ががらりと転覆ひっくりかえって、大松蕈おおまつたけを抱いたふんどしのおかめが、とんぼ返りをして莞爾にっこりと飛出す、途端に、四方へ引張ひっぱった綱が揺れて
伯爵の釵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)