小童こども)” の例文
(彼は何を血迷っているのか。自分の下僕しもべであるあの小童こどもを、頭上に差し上げて、あれを一体どうするつもりだろう?)
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
小童こどものかきたるやうのいろは文字にて「ほふそふあるむらかたのものはこれよりいれず」としるせり。
今我国にて小童こどものたはむれにするも三百年ばかりさきの風俗遠境ゑんきやうにもうつりのこりたるなるべし。
「最前から見ておるが、すこしお取調べに手落ちがあろう。これは、拙者の下僕しもべでござるが、貴公たちは、そもそも、罪を、この小童こどもに問われるつもりか、それとも主人たる拙者に問うつもりか」
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
むしろをしきつらね、なべ・やくわん・ぜん・わんなど此雪の棚におき、物を煮焼にたきし、濁酒にごりざけなどのみ、小童こども大勢雪の堂に(いきんだうと云)あそび、同音どうおんに鳥追哥をうたひ
今我国にて小童こどものたはむれにするも三百年ばかりさきの風俗遠境ゑんきやうにもうつりのこりたるなるべし。
むしろをしきつらね、なべ・やくわん・ぜん・わんなど此雪の棚におき、物を煮焼にたきし、濁酒にごりざけなどのみ、小童こども大勢雪の堂に(いきんだうと云)あそび、同音どうおんに鳥追哥をうたひ