炉辺ろべ)” の例文
旧字:爐邊
やがて、この元の主従は、今は、道の友のように、炉辺ろべにすわって、粥など食べ始めた。食べ終わっても、話に時を忘れている。
「もうゆきったろうな。いえにいれば、いま時分じぶん炉辺ろべにすわって、おとうといもうとたちとくりをいてべるのだが。」
風雨の晩の小僧さん (新字新仮名) / 小川未明(著)