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後
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しりへ
ふりがな文庫
“
後
(
しりへ
)” の例文
公子
後
(
しりへ
)
より、汝等は我が夫人の手を
拉
(
ひ
)
きて同じ戲をなすことを
要
(
もと
)
むるにやといふとき、ジエンナロは直に歩を
駐
(
とゞ
)
めたり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
女婢
(
こしもと
)
其
(
そ
)
の
後
(
しりへ
)
に
續
(
つゞ
)
いて、こはいかに、
掃帚
(
はうき
)
に
跨
(
またが
)
り、ハツオウと
云
(
い
)
つて
前後
(
ぜんご
)
して
冉々
(
ぜん/\
)
として
雲
(
くも
)
に
昇
(
のぼ
)
り
去
(
さ
)
つて
姿
(
すがた
)
を
隱
(
かく
)
す。
唐模様
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
その
頭
(
かしら
)
には雉尾を揷し、羊の
裘
(
けごろも
)
を着け、犬に跨りて昭君の
後
(
しりへ
)
に従ふ、昭君はしばしば振り回りて後髪ひかるる思ひあれば、羊裘児は情容赦もあらばこそ、鞭あげて逐ひたてゆく。
『聊斎志異』より
(新字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
踏み轟かす道人
餡餅
(
あんもち
)
腹に
入
(
い
)
りて
重量
(
おもみ
)
を増したるにや兎角に
後
(
しりへ
)
に
下
(
さが
)
る露伴子は昨年此道中を
木曽道中記
(旧字旧仮名)
/
饗庭篁村
(著)
相
(
あひ
)
念
(
おも
)
はぬ
人
(
ひと
)
を
思
(
おも
)
ふは
大寺
(
おほてら
)
の
餓鬼
(
がき
)
の
後
(
しりへ
)
にぬかづく
如
(
ごと
)
し 〔巻四・六〇八〕 笠女郎
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
▼ もっと見る
又
後
(
しりへ
)
よりみの毛を
障
(
さはら
)
す、熊又まへにすゝむ。又さはり又すゝんで熊
終
(
つひ
)
には穴の口にいたる。これを
視
(
み
)
て
待
(
まち
)
かまへたる
猟師
(
れふし
)
ども
手練
(
しゆれん
)
の
槍尖
(
やりさき
)
にかけて
突留
(
つきとむ
)
る。
一槍
(
ひとやり
)
失
(
あやまつ
)
ときは熊の
一掻
(
ひとかき
)
に一
命
(
めい
)
を
失
(
うしな
)
ふ。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
あなと、
昏
(
くら
)
めば、
後
(
しりへ
)
より、
戞戞戞
(
かつかつかつ
)
と
跑
(
だく
)
ふませ
第二邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
森の祖母君は徒歩して俊の轎の
後
(
しりへ
)
に従つた。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
その立たむ
後
(
しりへ
)
より幸でまさね
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
誰
(
た
)
が子にか、
後
(
しりへ
)
のかたに
泣菫詩抄
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
われ眼を閉ぢ耳を
掩
(
おほ
)
ひ、心に聖母を念じて、又
眶
(
まぶた
)
を開けば、怖るべき夫人の身は
踉蹌
(
よろめ
)
きて
後
(
しりへ
)
に
踣
(
たふ
)
れんとす。そのさま火焔の羽衣を燒くかとぞ見えし。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
ゆめのごと
後
(
しりへ
)
に
連
(
つ
)
るる
笙
(
せう
)
の
節
(
ふし
)
邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
我はあまりの嬉さに、
西班牙
(
スパニア
)
磴
(
いしだん
)
を驅け上りて、ペツポのをぢに光ある「スクウド」一つ抛げ與へ、そのアントニオの
主公
(
だんな
)
と呼ぶ聲を
後
(
しりへ
)
に聞きて馳せ去りぬ。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
後
(
しりへ
)
より
邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
“後(
前後
)”の解説
前後(ぜんご・まえうしろ)とは、六方位(六方)の名称の一つで、縦や奥行を指す方位の総称。この内、進む方向を前(まえ)、これと対蹠に退く方向を後(うしろ)という。
古くは「まへ」・「しりへ」とも呼ばれた。「へ」は方向を指し、「まへ」は目の方向、「しりへ」は背の方向である。
(出典:Wikipedia)
後
常用漢字
小2
部首:⼻
9画
“後”を含む語句
後退
最後
後妻
午後
背後
後日
後生
後方
其後
以後
後継
後日譚
前後
後裔
後々
向後
後見
後宮
後来
明後日
...