“主公”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゅこう50.0%
あなた25.0%
だんな25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
案内を乞うて来意を通ずれば、「珍しき人よりの手紙かな、こちらへと言え」と書生に命ずる主公しゅこうの声聞えたり。
良夜 (新字新仮名) / 饗庭篁村(著)
でもひいひい泣きまして耳の遠い私でも寝られませんし、それに主公あなた、二日もああしてうつばりに釣上げて置いちゃあ死んでしまうじゃございませんか。
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
我はあまりの嬉さに、西班牙スパニアいしだんを驅け上りて、ペツポのをぢに光ある「スクウド」一つ抛げ與へ、そのアントニオの主公だんなと呼ぶ聲をしりへに聞きて馳せ去りぬ。