“ゴ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:
語句割合
21.4%
21.4%
21.4%
21.4%
7.1%
7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其すら、其、人の世になつても、氏貴い家々の娘ネヤの戸までも、忍びよると申しまする。世に言ふ「天若アメワカみこ」と言ふのが、其でおざります。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
其すら、其、人の世になつても、氏貴い家々の娘ネヤの戸までも、忍びよると申しまする。世に言ふ「天若アメワカみこ」と言ふのが、其でおざります。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
どだい兄公殿アニキドノが、少し佛りが過ぎるでなう——。自然ウチうらまで、そんな氣風がしみこむやうになつたかも知れぬぞ——。時に、お身のみ館の郎女イラツメも、そんな育てはしてあるまいな。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
だがもつと深く希ふは、言ひ残した語のやうに、予ねてした日が来たら、彼自身古代文芸となつて、砕け散ることである。悲しいけれども、彼の心のハヤく転生した魂が、其なのだから。
鵠が音:01 鵠が音 (新字旧仮名) / 折口春洋(著)
唐ノ頃、トウアリ、先主ノツカアバク。トウ数名。ヒトシク入リシニ、人アリ、燈下ニ対シテヲ囲ムモノ両人、側ニ侍衛ジエイスルモノ十数名ヲ見ル。
三国志:12 篇外余録 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
かういふ謬見から語法を度外視して居る人もあるが、考へざるの甚しきものといはなければならぬ。勿論、ことばといふは、たゞ語法一つを指した訳ではない。
和歌批判の範疇 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)