)” の例文
明くる知らぬ長夜のあり様として居るが、而も一方、鈴屋翁は亦、雄略紀の「大漸」に「とこつくに」の訓を採用し、阪郎女の常呼二跡トコヨニトの歌をあげて
妣が国へ・常世へ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
だがもつと深く希ふは、言ひ残した語のやうに、予ねてした日が来たら、彼自身古代文芸となつて、砕け散ることである。悲しいけれども、彼の心のハヤく転生した魂が、其なのだから。
鵠が音:01 鵠が音 (新字旧仮名) / 折口春洋(著)
だがもつと深く希ふは、言ひ残した語のやうに、予ねてした日が来たら、彼自身古代文芸となつて、砕け散ることである。悲しいけれども、彼の心のハヤく転生した魂が、其なのだから。
鵠が音:03 追ひ書き (新字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)