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ちらつ
ふりがな文庫
“ちらつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
彷彿
27.3%
散見
27.3%
閃付
18.2%
隠現
18.2%
隠顕
9.1%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彷彿
(逆引き)
楽しい学生時代の
種々
(
さま/″\
)
は丑松の
眼前
(
めのまへ
)
に
彷彿
(
ちらつ
)
いて来た。丁度自分も同級の人達と一緒に、師範校の講師に連れられて、方々へ参観に出掛けた当時のことを思ひ浮べた。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
ちらつ(彷彿)の例文をもっと
(3作品)
見る
散見
(逆引き)
小万は
上
(
かみ
)
の
間
(
ま
)
に行ツて窓から覗いたが、太郎稲荷、入谷、金杉あたりの人家の
灯火
(
ともしび
)
が
散見
(
ちらつ
)
き、遠く上野の電気灯が
鬼火
(
ひとだま
)
の様に見えて居るばかりである。
里の今昔
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
ちらつ(散見)の例文をもっと
(3作品)
見る
閃付
(逆引き)
何
(
なん
)
だかこれがまた
彼
(
かれ
)
には
只事
(
ただごと
)
でなく
怪
(
あや
)
しく
思
(
おも
)
われて、
家
(
いえ
)
に
帰
(
かえ
)
ってからも一
日中
(
にちじゅう
)
、
彼
(
かれ
)
の
頭
(
あたま
)
から
囚人
(
しゅうじん
)
の
姿
(
すがた
)
、
銃
(
じゅう
)
を
負
(
お
)
うてる
兵卒
(
へいそつ
)
の
顔
(
かお
)
などが
離
(
はな
)
れずに、
眼前
(
がんぜん
)
に
閃付
(
ちらつ
)
いている
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
ちらつ(閃付)の例文をもっと
(2作品)
見る
▼ すべて表示
隠現
(逆引き)
お待合わせを約束の仲
町
(
ちょう
)
を出た、あの大時計が雪の塔、大吹雪の峠の下に、一人旅で消えそうに
彳
(
た
)
っていらっしゃるのが目さきに
隠現
(
ちらつ
)
くもんですから、一息に駆出すようにして来たんです。
薄紅梅
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
ちらつ(隠現)の例文をもっと
(2作品)
見る
隠顕
(逆引き)
得ずと思い出したる俊雄は早や
友仙
(
ゆうぜん
)
の
袖
(
そで
)
や
袂
(
たもと
)
が
眼前
(
めさき
)
に
隠顕
(
ちらつ
)
き賛否いずれとも決しかねたる
真向
(
まっこう
)
からまんざら小春が憎いでもあるまいと遠慮なく
発議者
(
ほつぎしゃ
)
に
斬
(
き
)
り込まれそれ知られては行くも
憂
(
う
)
し行かぬも憂しと
肚
(
はら
)
のうちは一上一下虚々実々
かくれんぼ
(新字新仮名)
/
斎藤緑雨
(著)
ちらつ(隠顕)の例文をもっと
(1作品)
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