“さんけん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
散見57.1%
山嶮28.6%
参見14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
新聞や雑誌などで、夫婦という字を散見さんけんしても、ひとのことどうでもいようなものの、好もしいとはかの女は思わない。
かの女の朝 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
その間にも、陳倉の一城を救うべく、大挙急いできた魏の援軍は、猛勇王双を先鋒として、折から真冬の猛寒も、悪路山嶮さんけんもものかは、昼夜、道をいそいで、刻々急行軍を続けつつあった。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
後、彼は、凱旋がいせんすると、微服びふくして、林泉寺に入り、親しく宗謙禅師に参見さんけんし、以来、学ぶこと深かったという。
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)