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散見
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さんけん
ふりがな文庫
“
散見
(
さんけん
)” の例文
世に越後の
七不思議
(
なゝふしぎ
)
と
称
(
しよう
)
する其一ツ
蒲原郡
(
かんばらこほり
)
妙法寺村の
農家
(
のうか
)
炉中
(
ろちゆう
)
の
隅
(
すみ
)
石臼
(
いしうす
)
の
孔
(
あな
)
より
出
(
いづ
)
る火、人
皆
(
みな
)
奇
(
き
)
也として
口碑
(
かうひ
)
につたへ
諸書
(
しよしよ
)
に
散見
(
さんけん
)
す。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
新聞や雑誌などで、夫婦という字を
散見
(
さんけん
)
しても、ひとのことどうでも
宜
(
よ
)
いようなものの、好もしいとはかの女は思わない。
かの女の朝
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
時
(
とき
)
としては柳条に
拠
(
よ
)
りて深処に
没
(
ぼつ
)
するを
防
(
ふせ
)
ぎしことあれども、
進
(
すす
)
むに従うて
浅砂
(
せんさ
)
の
岸
(
きし
)
となり、
遂
(
つひ
)
に沼岸一帯の
白砂
(
はくさ
)
を
現
(
げん
)
じ来る、砂土人馬の
足跡
(
そくせき
)
は
斑々
(
はん/\
)
として破鞋と
馬糞
(
ばふん
)
は所々に
散見
(
さんけん
)
す
利根水源探検紀行
(新字旧仮名)
/
渡辺千吉郎
(著)
農家
(
のうか
)
市中
(
しちゆう
)
正月の
行事
(
ぎやうじ
)
に
鳥追
(
とりおひ
)
といふ事あり。此事諸国にもあれば、其なす処其国によりてさま/″\なる事は
諸書
(
しよ/\
)
に
散見
(
さんけん
)
せり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
農家
(
のうか
)
市中
(
しちゆう
)
正月の
行事
(
ぎやうじ
)
に
鳥追
(
とりおひ
)
といふ事あり。此事諸国にもあれば、其なす処其国によりてさま/″\なる事は
諸書
(
しよ/\
)
に
散見
(
さんけん
)
せり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
▼ もっと見る
彼
(
かれ
)
は
泥行
(
でいかう
)
の用なれば雪中に用ふるとは
製作
(
せいさく
)
異
(
こと
)
なるべし。
輴
(
そり
)
の字、○
毳
(
そり
)
○
蕝
(
そり
)
○
橇
(
そり
)
○
秧馬
(
そり
)
、
諸書
(
しよしよ
)
に
散見
(
さんけん
)
す。
或
(
あるひ
)
は○
雪車
(
そり
)
○
雪舟
(
そり
)
の字を用ふるは
俗用
(
ぞくよう
)
なり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
○さてまた芭蕉が
行状小伝
(
ぎやうぢやうせうでん
)
は
諸書
(
しよしよ
)
に
散見
(
さんけん
)
して
普
(
あまね
)
く人の知る所なり、しかれども
翁
(
おきな
)
の
容㒵
(
かほかたち
)
は
挙世
(
きよせい
)
知る人あるべからず。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
人熊の穴に
墜
(
おちいり
)
て熊に助られしといふ
話
(
はなし
)
諸書
(
しよしよ
)
に
散見
(
さんけん
)
すれども、其
実地
(
じつち
)
をふみたる人の
語
(
かた
)
りしは
珍
(
めづらし
)
ければこゝに
記
(
しる
)
す。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
“散見”の意味
《名詞》
散見(さんけん)
あちこちに見えること。
(出典:Wiktionary)
散
常用漢字
小4
部首:⽁
12画
見
常用漢字
小1
部首:⾒
7画
“散”で始まる語句
散
散々
散歩
散乱
散髪
散佚
散切
散財
散在
散策