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彷
ふりがな文庫
“彷”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
さまよ
83.3%
うろつ
16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さまよ
(逆引き)
その幻にひかれて、姫は万法蔵院まで
彷
(
さまよ
)
い出て、結界を犯した償いに、其処にとどまる。そして
化尼
(
ケニ
)
に導かれて蓮糸の曼陀羅を織る。
『死者の書』
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
ただはいろうはいろうとするらしく丘のうえを
彷
(
さまよ
)
ってるうちに目がさめた。蒲団からのり出した右腕が冷たくなっていた。ひえびえとした
時雨
(
しぐれ
)
の朝である。私はすぐに母を思った。
母の死
(新字新仮名)
/
中勘助
(著)
彷(さまよ)の例文をもっと
(5作品)
見る
うろつ
(逆引き)
先刻
(
さきほど
)
まで箒を持つて
彷
(
うろつ
)
いてゐた、年老つた小使も何処かに行つて了つて、隅の方には
隣家
(
となり
)
の鶏が三羽、柵を潜つて来てチヨコ/\遊び廻つてゐる。
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
彷(うろつ)の例文をもっと
(1作品)
見る
彷
漢検1級
部首:⼻
7画
“彷”を含む語句
彷徨
彷彿
彷徊
困憊彷徨
彷弗
彷徨彳亍
彷狒
彷迷
彷遑
徨彷
迷宮彷徨
闇夜彷徨
“彷”のふりがなが多い著者
チャールズ・ディケンズ
本庄陸男
中勘助
石川啄木
中谷宇吉郎
田中貢太郎