點頭うなづか)” の例文
新字:点頭
答らるゝに伊豆守殿點頭うなづかれ成程當節たうせつは越前を名奉行と人々うはさを致すやに聞及べりされは越前はきらひなり兎角に我意がい振舞ふるまひ多く人を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
以て右の金子道具共殘らず相渡しくれ候樣の御沙汰成下なしくだされたく此段偏に願ひ奉つると申ければ大岡殿點頭うなづかれて直樣すぐさま八五郎を呼出よびいだされ其方娘を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
上お早が身の素性すじやうより實家じつか森田屋銀五郎の方にて不實ふじつはたらきし事まで殘りなく申立るに越前守殿點頭うなづかれコレ早すれば汝が不儀の樣子森田屋銀五郎に大恩だいおんうけながら其主人宅を取逃とりにげ欠落かけおち
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)