“點在”の読み方と例文
新字:点在
読み方割合
てんざい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その小高こだか所々ところ/″\に、したから石段いしだんたゝんで、てららしいもんたかかまへたのが二三軒目げんめいた。平地ひらちかきめぐらして、點在てんざいしてゐるのは、幾多いくらもあつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
わづか鬼怒川きぬがはみづへだてゝ西にしはやしつらなつてる。村落むらはたけはやしつゝまれてる。ひがしたゞひく水田すゐでんはたけとで村落むらあひだ點在てんざいしてる。其處そこいへかこんでわづかな木立こだちるばかりである。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)