“心竊”のいろいろな読み方と例文
新字:心窃
読み方割合
こころひそ50.0%
こころひそか50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もし余のことばよりて気力を回復せざるものある時は余は心竊こころひそかにその人の信仰薄きを歎じ理解のにぶきをせめたり、余は知れり死は生を有するものの避くべからざることにして、生物界連続の必要なるを
基督信徒のなぐさめ (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
猪のあぶら松脂まつやにとを煮溜めた薬煉くすね弓弦ゆづるを強めるために新らしく武器庫ぶきぐらの前で製せられた。兵士つわものたちは、この常とは変って悠々閑々ゆうゆうかんかんとした戦いの準備を心竊こころひそかわらっていた。
日輪 (新字新仮名) / 横光利一(著)