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謂
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いわれ
ふりがな文庫
“
謂
(
いわれ
)” の例文
謂
(
いわれ
)
は何かこれにこそと、七兵衛はその時から
怪
(
あやし
)
んで今も
真前
(
まっさき
)
に目を着けたが、まさかにこれが死神で、菊枝を水に導いたものとは思わなかったであろう。
葛飾砂子
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
駈け上がりとは時間ギリギリに楽屋へ入ってすぐそのまま一服もせず、高座へ駈け上がっていくの
謂
(
いわれ
)
だった。
小説 円朝
(新字新仮名)
/
正岡容
(著)
おじさんはいちど私のことをいのちの恩人だと云ったことがあるが、そんなに感謝される
謂
(
いわれ
)
はなにもない。
おじさんの話
(新字新仮名)
/
小山清
(著)
権ぺいに
吩咐
(
いいつ
)
けがましくいうことが、今のお通には、
謂
(
いわれ
)
なく思われて、
憤
(
む
)
っと反感をあおられてならない。
宮本武蔵:06 空の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
自分を皇帝の身代りに処刑するなどという考えはどうも素っ頓狂なばかりでなく、かりにもしそうだとしたら自分を釈放する筈はなく、まして皇帝として待遇する
謂
(
いわれ
)
なぞない。
魔都
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
▼ もっと見る
漫然とダアビイと称するものの、ほんとのいわゆるダアビイ
日
(
デイ
)
はエプソムの二日目で、しかもダアビイ競馬というのは、この日の全六回のうち第三回、午後三時に行われるたった一回の
謂
(
いわれ
)
にすぎない。
踊る地平線:02 テムズに聴く
(新字新仮名)
/
谷譲次
(著)
謂
漢検準1級
部首:⾔
16画
“謂”を含む語句
所謂
由謂
以謂
謂捨
王勃所謂
謂出
謂予
謂集
丁謂
謂知
謂無
謂歟
謂可
敢問何謂浩然之気
所謂因縁
得謂
可謂
其謂
何如斯可謂之土矣
今之孝者是謂能養