“謂捨”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いひす50.0%
いひすて50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
謂捨いひすて、眞ツ蒼になツた顏で、一度ズラリ室内を見𢌞して、さツ/\と解剖室を出て行ツて了ツた。解剖臺に据ゑられた少女の屍體は林檎賣の娘のそれであツた。
解剖室 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
仰付おほせつけられたれば何れ大岡殿に對面致すべし宜しく申し傳へ給はるべしと謂捨いひすてて奧へは入たり次右衞門はホツと溜息ためいきを吐き門前より駕籠を急がせお役宅さして歸りける
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)