“由謂”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いわ50.0%
いわれ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だから、太郎付の家臣が、いくら咎めようと怒ろうと、彼としてはひるまないのだ。かえってその由謂いわれのないことを憤慨して、反対に喰ってかかった。
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
当然な策であって、決して、由謂いわれなきことではない。
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「これこれ。土地ところの者。おまえ達なら知っているだろう。この辺の磯から山に沿って、諸所にうずたかく石の積んであるのはどういうわけだ。何か由謂いわれがあるのか」
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「新田にないもの、足利にあるべき由謂いわれはございませぬ」
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)