“訳合”のいろいろな読み方と例文
旧字:譯合
読み方割合
わけあい71.4%
わけあ21.4%
わけあひ7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
可哀かわいそうに! 普通なみの者なら、何ぼ何でも其様そんなにされちゃ、手をおろせた訳合わけあいのもんじゃございません、——ね、今日こんにち人情としましても。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
畜生の一つのためにはらわたまで見透かされているというのも、痛いような、かゆいような、くすぐったいような、わけのわからぬ訳合わけあいのものだ。
大菩薩峠:26 めいろの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
何も格別が上手でなくともいい、発行人に幾らか出版費の足し前を出すとか、それとも絵の二三ぷくも寄附すればいいので、さうした訳合わけあひでかなりの地位にわつてゐるひよ画家も少くはない。