“訳語田”のいろいろな読み方と例文
旧字:譯語田
読み方割合
をさだ50.0%
おさだ25.0%
ヲサダ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鴨がを聞いたのだつけ。さうだ。訳語田をさだの家を引き出されて、磐余いはれの池に上つた。堤の上には、遠捲きに人が一ぱい、あの萱原、そこの矮叢ぼさから首がつき出て居た。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
四五十年あとまでは、唯関と言うばかりで、何のしるしもなかった。其があの、近江の滋賀の宮に馴染み深かった、其よ。大和では、磯城しき訳語田おさだ御館みたちに居られたお方。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
四五十年あとまでは、タダ関と言ふばかりで、何のシルシもなかつた。ソレがあの、近江の滋賀の宮に馴染み深かつた、其よ。大和では、磯城シキ訳語田ヲサダ御館ミタチに居られたお方。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)