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匍出
ふりがな文庫
“匍出”の読み方と例文
読み方
割合
はいだ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はいだ
(逆引き)
二年の
後
(
のち
)
には、
遽
(
あわた
)
だしく往返する
牽挺
(
まねき
)
が
睫毛
(
まつげ
)
を
掠
(
かす
)
めても、絶えて瞬くことがなくなった。彼はようやく機の下から
匍出
(
はいだ
)
す。
名人伝
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
手も、足も、だるかった。彼は
臥床
(
ねどこ
)
の上へ投出した足を更に投出したかった。土の中に
籠
(
こも
)
っていた虫と同じように、彼の
生命
(
いのち
)
は復た眠から
匍出
(
はいだ
)
した。
刺繍
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
水戸はその影線を選びつつ、しずかに
匍出
(
はいだ
)
した。彼は観測器械の据付けてあるところまで後退しようと考えた。
地球発狂事件
(新字新仮名)
/
海野十三
、
丘丘十郎
(著)
匍出(はいだ)の例文をもっと
(5作品)
見る
匍
漢検1級
部首:⼓
9画
出
常用漢字
小1
部首:⼐
5画
“匍”で始まる語句
匍
匍匐
匍伏
匍上
匍廻
匍松
匍這
匍匐出
匍匐臥
匍足類
検索の候補
匍匐出
“匍出”のふりがなが多い著者
丘丘十郎
島崎藤村
中島敦
福沢諭吉
海野十三