“へたば”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
平伏33.3%
16.7%
平這16.7%
平駄張16.7%
斃死16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
乳母 こちのも其通そのとほりに平伏へたばって、泣面べそかいて、哭立なきたてゝぢゃ。たッしゃれ/\。をとこならたッしゃりませ。ひめためぢゃ、ヂュリエットどののためぢゃ、きさッしゃれ、たしませ。
其前には十七許りの職人が平蜘蛛の如くへたばつてゐる。此間から見えなかつた斬髪機バリカンが一挺、此職人が何処かに隠し込んで置いたのを見付かつたとかで。お定は二階の風呂敷包が気になつた。
天鵞絨 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
黄色く、瘠せこけて、ぼろぼろの服装をした、顔を蹙めた、欲が深そうな、しかも自屈謙遜して平這へたばっている。
すると向うは、くすぐったいものだから鼻のあなを拡げてへらへら笑う、その鼻の孔を角の先へ引っ掛けて相手の平駄張へたばるまで円戯場アレエヌのなかを引き廻すんでがす。
あきれた人間にんげんどもだ、其樣そん臆病をくびやう船長せんちやうなんかは、げたとてどうせろくことはあるまい、なみでもくらつて斃死へたばつてしまつたらうが、※一まんいちきてゞもやうものなら、この武村新八たけむらしんぱち承知しやうちしねえ、世間せけん見懲みせしめ