“平家蟹”の読み方と例文
読み方割合
へいけがに100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
壇の浦で有名な平家蟹へいけがになどは八本ある足の中の四本を用いて、はまぐりのごとき貝の空殻あきがらを背負い、他の四本でうている。
自然界の虚偽 (新字新仮名) / 丘浅次郎(著)
また「平家蟹へいけがに」の絵の横に「カゲノゴトクツキマタウ」と書いて、あとで「マタウ」のタを消してトに訂正してあったりするのをしみじみ見ていると
赤くゆでた平家蟹へいけがにをうんと大きくして、人間の顔の四倍ぐらいに拡大したようなもの——それは見たことのない動物の顔をお面につくったものであった——が
怪星ガン (新字新仮名) / 海野十三(著)