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數
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かず
ふりがな文庫
“
數
(
かず
)” の例文
新字:
数
しばらくすると、
此
(
こ
)
の
毛蟲
(
けむし
)
が、
盡
(
こと/″\
)
く
眞白
(
まつしろ
)
な
蝶
(
てふ
)
になつて、
枝
(
えだ
)
にも、
葉
(
は
)
にも、
再
(
ふたゝ
)
び
花片
(
はなびら
)
を
散
(
ち
)
らして
舞
(
ま
)
つて
亂
(
みだ
)
るゝ。
幾千
(
いくせん
)
とも
數
(
かず
)
を
知
(
し
)
らない。
春着
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
めぐりゆくものその
數
(
かず
)
いと多し、また臥して苛責をうくるものはその數いと少なきもその舌歎きによりて却つて
寛
(
ゆる
)
かりき 二五—二七
神曲:01 地獄
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
學生
(
がくせい
)
も
平日
(
いつも
)
よりは
數
(
かず
)
が
不足
(
ふそく
)
であつた。
不審
(
ふしん
)
な
事
(
こと
)
には、
自分
(
じぶん
)
より
三四
(
さんよ
)
つ
日
(
か
)
前
(
まへ
)
に
歸
(
かへ
)
つてゐるべき
筈
(
はず
)
の
安井
(
やすゐ
)
の
顏
(
かほ
)
さへ
何處
(
どこ
)
にも
見
(
み
)
えなかつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
おつぎは
勘次
(
かんじ
)
の
敏捷
(
びんせふ
)
な
目
(
め
)
を
欺
(
あざむ
)
くには
此
(
これ
)
だけの
深
(
ふか
)
い
注意
(
ちうい
)
を
拂
(
はら
)
はなければならなかつた。それも
稀
(
まれ
)
なことで
數
(
かず
)
は
必
(
かなら
)
ず
一
(
ひと
)
つに
限
(
かぎ
)
られて
居
(
ゐ
)
た。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
有史以前
(
ゆうしいぜん
)
には
噴火
(
ふんか
)
した
證跡
(
しようせき
)
を
有
(
ゆう
)
しながら、
有史以來
(
ゆうしいらい
)
一回
(
いつかい
)
も
噴火
(
ふんか
)
したことのない
火山
(
かざん
)
の
數
(
かず
)
はなか/\
多
(
おほ
)
い。
箱根山
(
はこねやま
)
の
如
(
ごと
)
きがその
一例
(
いちれい
)
である。
火山の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
▼ もっと見る
旋頭歌
(
せどうか
)
といふものに
發達
(
はつたつ
)
して
行
(
ゆ
)
くと
同時
(
どうじ
)
に、
片歌
(
かたうた
)
自身
(
じしん
)
が、
短歌
(
たんか
)
を
作
(
つく
)
り
上
(
あ
)
げるように、
次第
(
しだい
)
に、
音
(
おん
)
の
數
(
かず
)
を
増
(
ま
)
し、
内容
(
ないよう
)
が
複雜
(
ふくざつ
)
になつてゐました。
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
かけ
置
(
お
)
きしに
今
(
いま
)
目
(
め
)
の
前
(
まへ
)
に
逢
(
あ
)
ふ
日
(
ひ
)
は
來
(
き
)
ても
逢
(
あ
)
ふが
悲
(
かな
)
しき
事義
(
じぎ
)
に
成
(
な
)
りぬ
孃
(
じよう
)
さまの
御恩
(
ごおん
)
は
泰山
(
たいざん
)
の
高
(
たか
)
きも
物
(
もの
)
の
數
(
かず
)
かはよしや
蒼海
(
そうかい
)
に
珠
(
たま
)
を
五月雨
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
今度
(
こんど
)
此
(
この
)
弦月丸
(
げんげつまる
)
の
航海
(
かうかい
)
には
乘客
(
じやうきやく
)
の
數
(
かず
)
は五百
人
(
にん
)
に
近
(
ちか
)
く
船員
(
せんゐん
)
を
合
(
あは
)
せると七百
人
(
にん
)
以上
(
いじやう
)
の
乘組
(
のりくみ
)
であるが、
其中
(
そのなか
)
で
日本人
(
につぽんじん
)
といふのは
夫人
(
ふじん
)
と
少年
(
せうねん
)
と
私
(
わたくし
)
との三
名
(
めい
)
のみ
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
螺
(
ばい
)
でも
昔
(
むかし
)
と
今
(
いま
)
は
角度
(
かくど
)
が
幾分
(
いくぶん
)
相違
(
そうい
)
してゐるようですし、
赤貝
(
あかゞひ
)
でも
線
(
せん
)
の
數
(
かず
)
が
少
(
すこ
)
し
變
(
かは
)
つてゐるといふようなことが、
貝塚
(
かひづか
)
の
貝殼
(
かひがら
)
を
調
(
しら
)
べて
見
(
み
)
ればわかります。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
見ると、樓の内には、
噂
(
うはさ
)
に聞いた通り、幾つかの
屍骸
(
しがい
)
が、
無造作
(
むざうさ
)
に棄てゝあるが、火の光の及ぶ
範圍
(
はんゐ
)
が、思つたより狹いので、
數
(
かず
)
は幾つともわからない。
羅生門
(旧字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
何を
便
(
たより
)
に尋ぬべき、
燈
(
ともしび
)
の光を
的
(
あて
)
に、
數
(
かず
)
もなき
在家
(
ざいけ
)
を
彼方
(
あなた
)
此方
(
こなた
)
に
彷徨
(
さまよ
)
ひて問ひけれども、絶えて知るものなきに、愈〻心惑ひて只〻茫然と
野中
(
のなか
)
に
彳
(
たゝず
)
みける。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
お
數
(
かず
)
は懷の福神漬を出したんだけど、若菜さんは、そんなお腹ん中でこぼれた物なんか
穢
(
きた
)
なくて喰べられないつて言ふの。だから、あたし一人で喰べたわ。
梅龍の話
(旧字旧仮名)
/
小山内薫
(著)
騙
(
かた
)
り取其外二十や三十の
小
(
ちひ
)
さな
仕事
(
しごと
)
は
數
(
かず
)
知
(
し
)
れず
兎角
(
とかく
)
惡錢身に付ず忽ち元の
木阿彌
(
もくあみ
)
と
貧乏陶
(
びんばふとく
)
りも
干上
(
ひあが
)
る時弟の女房のお安めが娘に
逢
(
あは
)
せろ/\と
毎日々々
(
まいにち/\
)
迫
(
せま
)
るのも惡事を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
大隈侯
(
おほくまこう
)
ひとりの
分
(
ぶん
)
がそれだけあるとすれば、
日本全國
(
にほんぜんこく
)
で
使
(
つか
)
はれる
年始
(
ねんし
)
の
葉書
(
はがき
)
は
大變
(
たいへん
)
な
數
(
かず
)
だらうなア。
ハガキ運動
(旧字旧仮名)
/
堺利彦
(著)
『これで
可
(
よ
)
し、
殘
(
のこり
)
の
竅
(
あな
)
の
數
(
かず
)
が
貴君
(
あなた
)
の壽命だ、
最早
(
もう
)
これでお
暇
(
いとま
)
と
致
(
いた
)
さう』と
飄然
(
へうぜん
)
老叟
(
らうそう
)
は
立去
(
たちさつ
)
て
了
(
しま
)
つた。
石清虚
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
數
(
かず
)
を
知
(
し
)
らざる
無學
(
むがく
)
の
人
(
ひと
)
には、
一時
(
いちじ
)
目
(
め
)
を
驚
(
おどろ
)
かすの
不便
(
ふべん
)
あらん
乎
(
か
)
、
文盲人
(
もんまうじん
)
の
不便
(
ふべん
)
は
氣
(
き
)
の
毒
(
どく
)
ながら
顧
(
かへりみ
)
るに
暇
(
いとま
)
あらず。
其便不便
(
そのべんふべん
)
は
暫
(
しばら
)
く
擱
(
さしを
)
き、
兎
(
と
)
に
角
(
かく
)
に
日輪
(
にちりん
)
は
本
(
もと
)
なり、
月
(
つき
)
は
附
(
つき
)
ものなり。
改暦弁
(旧字旧仮名)
/
福沢諭吉
(著)
悉
(
こと/″\
)
く
聽
(
き
)
き、
悉
(
こと/″\
)
く
視
(
み
)
て、さて
後
(
のち
)
に
最
(
いっ
)
ち
價値
(
ねうち
)
のあるのを
取
(
と
)
らッしゃれ。
熟
(
とく
)
と
觀
(
み
)
らるゝと、
女
(
むすめ
)
も
其
(
その
)
一人
(
ひとり
)
として
數
(
かず
)
には
入
(
はひ
)
ってゐても、
勘定
(
かんぢゃう
)
には
入
(
はひ
)
らぬかも
知
(
し
)
れぬ。さゝ、一しょにござれ。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
其所
(
そこ
)
へ、
周布神奈川縣知事
(
すふかながはけんちじ
)
が
來
(
く
)
る。
橋本警務長
(
はしもとけいむちやう
)
が
來
(
く
)
る。
田中代議士
(
たなかだいぎし
)
、
樋口郡長
(
ひぐちぐんちやう
)
、
曰
(
いは
)
く
何
(
なに
)
、
曰
(
いは
)
く
何
(
なに
)
、
斯
(
か
)
ういふ
時
(
とき
)
には
肩書
(
かたがき
)
が
必用
(
ひつよう
)
と
見
(
み
)
える。
高等野次馬
(
かうとうやじうま
)
の
數
(
かず
)
、
無慮
(
むりよ
)
百
餘名
(
よめい
)
と
註
(
ちう
)
せられた。
探検実記 地中の秘密:29 お穴様の探検
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
『それに
話
(
はな
)
しするのは
無駄
(
むだ
)
だわ、
其兩耳
(
そのりやうみゝ
)
の
出
(
で
)
ない
中
(
うち
)
は、
少
(
すくな
)
くとも
片耳
(
かたみゝ
)
出
(
で
)
ない
中
(
うち
)
は』と
思
(
おも
)
つて
居
(
ゐ
)
ると、
忽
(
たちま
)
ら
全頭
(
ぜんとう
)
が
現
(
あら
)
はれたので、
愛
(
あい
)
ちやんは
持
(
も
)
つて
居
(
ゐ
)
た
紅鶴
(
べにづる
)
を
下
(
お
)
ろし、
競技
(
ゲーム
)
の
數
(
かず
)
を
數
(
かぞ
)
へ
初
(
はじ
)
めました
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
元來
(
がんらい
)
この
帶
(
たい
)
の
樹木
(
じゆもく
)
はすべて
常緑濶葉樹
(
じようりよくかつようじゆ
)
で、こなら、くぬぎ
等
(
など
)
の
落葉濶葉樹
(
らくようかつようじゆ
)
がその
間
(
あひだ
)
に
點々
(
てん/\
)
と
混
(
まじ
)
つてゐる
筈
(
はず
)
なのですが、
常緑濶葉樹
(
じようりよくかつようじゆ
)
は
昔
(
むかし
)
からたび/\
伐
(
き
)
られたり、
又
(
また
)
は
野火
(
のび
)
の
害
(
がい
)
に
會
(
あ
)
つたため、
數
(
かず
)
が
減
(
へ
)
り
森林と樹木と動物
(旧字旧仮名)
/
本多静六
(著)
霜は滿ち軍馬のたむろしづもらず糠星の
數
(
かず
)
のただにきらめく
白南風
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
「
時
(
とき
)
」の
老骨
(
らうこつ
)
、きしきしと、
數
(
かず
)
噛
(
か
)
む
音
(
おと
)
の
齒
(
は
)
ぎしりや
海潮音
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
實
(
み
)
のあり
數
(
かず
)
に
驚
(
おどろ
)
きて、つと
立
(
た
)
ちかへり
白羊宮
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
、
薄田淳介
(著)
「役場になつてるところが墮ちましたのや。……わたへなア、いんま
數
(
かず
)
さんとこへ使に行きましたんや、數さん役場の夜なべに手傳ひにいてはりますのや。ほいたら、役場が學校の天井と一所に教場の上へ墜ちて、大騷動だすね。」
太政官
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
髮なる きら星
數
(
かず
)
は 七つ。
泡鳴五部作:02 毒薬を飲む女
(旧字旧仮名)
/
岩野泡鳴
(著)
われや
數
(
かず
)
にも入らざらむ。
春鳥集
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
空像
(
うたかた
)
の
數
(
かず
)
知
(
し
)
らず
孔雀船
(旧字旧仮名)
/
伊良子清白
(著)
しかし、
一
(
いち
)
自動車
(
じどうしや
)
の
手負
(
ておひ
)
如
(
ごと
)
きは、ものの
數
(
かず
)
でもない、
戰
(
たゝか
)
へば
勝
(
か
)
つ
驕將
(
けうしやう
)
は、
此
(
こ
)
の
張中
(
ちやうちう
)
の
説
(
せつ
)
を
容
(
い
)
れなかつた。
勇
(
ゆう
)
なり、また
賢
(
けん
)
なるかな。
九九九会小記
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
我また
段
(
きだ
)
を傳ひて諸〻の光の降るを見たり、その
數
(
かず
)
は
最
(
いと
)
多く、我をして天に現はるゝ一切の光かしこより注がると思はしむ 三一—三三
神曲:03 天堂
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
勘次
(
かんじ
)
は一
度
(
ど
)
整骨醫
(
せいこつい
)
の
門
(
もん
)
を
潜
(
くゞ
)
つてからは、
世間
(
せけん
)
には
這麽
(
こんな
)
に
怪我人
(
けがにん
)
の
數
(
かず
)
が
有
(
あ
)
るものだらうかと
絶
(
た
)
えず
驚愕
(
おどろき
)
と
恐怖
(
おそれ
)
との
念
(
ねん
)
に
壓
(
あつ
)
せられて
居
(
ゐ
)
たが
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
五
里
(
り
)
も十
里
(
り
)
も
沖
(
おき
)
へ
出
(
で
)
るのに、
大變
(
たいへん
)
樂
(
らく
)
なんですとさ。
所
(
ところ
)
が
貴方
(
あなた
)
、
此
(
この
)
日本全國
(
につぽんぜんこく
)
で
鰹船
(
かつをぶね
)
の
數
(
かず
)
つたら、
夫
(
それ
)
こそ
大
(
たい
)
したものでせう。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
ところが
古墳
(
こふん
)
に
入
(
い
)
れてあつた
刀
(
かたな
)
や
劍
(
つるぎ
)
の
類
(
るい
)
になりますと、その
數
(
かず
)
は
非常
(
ひじよう
)
にたくさんありますが、
中身
(
なかみ
)
がみな
鐵
(
てつ
)
ですから
赤錆
(
あかさび
)
になつて、ぼろ/\に
腐
(
くさ
)
つてしまひ
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
この
二
(
ふた
)
つの
歌
(
うた
)
について
見
(
み
)
ると、
片方
(
かたほう
)
は、4・6・4・5・7といふへんな
形
(
かたち
)
になつてゐるが、
大體
(
だいたい
)
、
短歌
(
たんか
)
の5・7・5・7・7といふのと、
句
(
く
)
の
數
(
かず
)
も
似
(
に
)
てゐます。
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
まだかまだかと
塀
(
へい
)
の
廻
(
まわ
)
りを七
度
(
た
)
び
廻
(
まわ
)
り、
欠伸
(
あくび
)
の
數
(
かず
)
も
盡
(
つ
)
きて、
拂
(
はら
)
ふとすれど
名物
(
めいぶつ
)
の
蚊
(
か
)
に
首筋
(
くびすぢ
)
額
(
ひたい
)
ぎわしたゝか
螫
(
さゝ
)
れ、三五
郎
(
らう
)
弱
(
よわ
)
りきる
時
(
とき
)
、
美登利
(
みどり
)
立出
(
たちい
)
でゝいざと
言
(
い
)
ふに
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
或は須磨を追はれて明石の浦に
昔人
(
むかしびと
)
の風雅を羨み、重ね重ねし
憂事
(
うきこと
)
の
數
(
かず
)
、
堪
(
た
)
へ忍ぶ身にも忍び難きは、都に殘せし妻子が事、波の上に起居する身のせん
術
(
すべ
)
なければ
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
海岸
(
かいがん
)
から三四丁
離
(
はな
)
れた
山
(
やま
)
の
麓
(
ふもと
)
に
立
(
たつ
)
て
居
(
ゐ
)
る
此小學校
(
このせうがくかう
)
は
見
(
み
)
た
所
(
ところ
)
決
(
けつ
)
して
立派
(
りつぱ
)
なものではありません。
殊
(
こと
)
に
僕
(
ぼく
)
の
入
(
はひ
)
つた
頃
(
ころ
)
は
粗末
(
そまつ
)
な
平屋
(
ひらや
)
で、
教室
(
けうしつ
)
の
數
(
かず
)
も
四
(
よつ
)
五
(
いつゝ
)
しか
無
(
な
)
かつたのです。
日の出
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
教
(
をし
)
へよサア平左衞門
何
(
どう
)
ぢや/\と
急立
(
せきたて
)
ければ平左衞門は
微笑
(
ほゝゑみ
)
ながら夫
等
(
ら
)
のことは物の
數
(
かず
)
に
足
(
たら
)
ずと申を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
濱島
(
はまじま
)
の
贈
(
おく
)
つて
呉
(
く
)
れた
數
(
かず
)
ある
贈物
(
おくりもの
)
の
中
(
うち
)
、四
角
(
かく
)
な
新聞
(
しんぶん
)
包
(
つゝみ
)
は、
若
(
も
)
しや
煙草
(
たばこ
)
の
箱
(
はこ
)
ではあるまいかと
考
(
かんが
)
へたので、
急
(
いそ
)
ぎ
開
(
ひら
)
いて
見
(
み
)
ると
果然
(
くわぜん
)
最上
(
さいじやう
)
の
葉卷
(
はまき
)
! 『しめたり。』と
火
(
ひ
)
を
點
(
てん
)
じて
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
葉書
(
はがき
)
の
數
(
かず
)
が五百
枚
(
まい
)
に
達
(
たつ
)
した
時
(
とき
)
、とう/\
教頭
(
けうとう
)
の
奧
(
おく
)
さんが
泣
(
な
)
きだして
夫
(
をつと
)
に
辭職
(
じしよく
)
を
勸
(
すゝ
)
めた。
ハガキ運動
(旧字旧仮名)
/
堺利彦
(著)
日
(
ひ
)
に
何
(
なん
)
千
人
(
にん
)
、
時
(
とき
)
としては
何萬人
(
なんまんにん
)
と
數
(
かず
)
へられ、お
賽錢
(
さいせん
)
だけでも
日
(
ひ
)
に
何
(
なん
)
百
圓
(
ゑん
)
といふ
揚
(
あが
)
り
高
(
だか
)
で、それに
連
(
つ
)
れて
今
(
いま
)
までは
寂
(
さび
)
しかつた
田舍道
(
ゐなかみち
)
に、
軒
(
のき
)
を
並
(
なら
)
べる
茶店
(
ちやみせ
)
やら
賣店
(
ばいてん
)
やら、これも
新築
(
しんちく
)
三百
餘軒
(
よけん
)
に
達
(
たつ
)
したとは
探検実記 地中の秘密:29 お穴様の探検
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
一年は十二に
分
(
わか
)
ち十二
箇
(
か
)
月とす
其名
(
そのな
)
と
日
(
ひ
)
の
數
(
かず
)
左
(
さ
)
の
如
(
ごと
)
し。
改暦弁
(旧字旧仮名)
/
福沢諭吉
(著)
夕凍
(
ゆふじみ
)
にむらさきしきぶ
數
(
かず
)
光り電線は切れて橋に垂れたり
白南風
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
數
(
かず
)
の珠、
瑠璃
(
るり
)
のつらなみ。
有明集
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
寶の
數
(
かず
)
を背に負うて
泣菫詩抄
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
數
(
かず
)
添
(
そ
)
ふ空の
縹色
(
はなだいろ
)
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
わが肉體は土にして地にあり、またわれらの
數
(
かず
)
が
永遠
(
とこしへ
)
の
聖旨
(
みむね
)
に
配
(
そ
)
ふにいたるまでは他の肉體と共にかしこにあらむ 一二四—一二六
神曲:03 天堂
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
其
(
そ
)
の
秋
(
あき
)
の
盆
(
ぼん
)
には
赤痢
(
せきり
)
の
騷
(
さわ
)
ぎも
沈
(
しづ
)
んで
新
(
あたら
)
しい
佛
(
ほとけ
)
の
數
(
かず
)
が
殖
(
ふ
)
えて
居
(
ゐ
)
た。
墓地
(
ぼち
)
には
掘
(
ほ
)
り
上
(
あ
)
げた
赤
(
あか
)
い
土
(
つち
)
の
小
(
ちひ
)
さな
塚
(
つか
)
が
幾
(
いく
)
つも
疎末
(
そまつ
)
な
棺臺
(
くわんだい
)
を
載
(
の
)
せて
居
(
ゐ
)
た。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
ものの
數
(
かず
)
ならぬ
某
(
それがし
)
に
然
(
さ
)
る
大役
(
たいやく
)
を
命
(
おほ
)
せつけ
下
(
くだ
)
され
候
(
さふらふ
)
こと、
一世
(
いつせい
)
の
面目
(
めんぼく
)
に
候
(
さふら
)
へども、
暗愚斗筲
(
あんぐとせう
)
の
某
(
それがし
)
、
得
(
え
)
て
何事
(
なにごと
)
をか
仕出
(
しい
)
だし
候
(
さふらふ
)
べき
十万石
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
この
銅鐸
(
どうたく
)
は
今
(
いま
)
まで
古墳
(
こふん
)
から
出
(
で
)
たことはなく、
岩
(
いわ
)
の
間
(
あひだ
)
や、
山
(
やま
)
かげなどからひょこっと
出
(
で
)
るのが
普通
(
ふつう
)
であり、そしてたくさんの
數
(
かず
)
が
一度
(
いちど
)
に
出
(
で
)
ることも
時々
(
とき/″\
)
あります。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
始
(
はじ
)
めての
所爲
(
せゐ
)
か、
襖
(
ふすま
)
の
開閉
(
あけたて
)
の
度
(
たび
)
に
出
(
で
)
る
顏
(
かほ
)
が
悉
(
こと/″\
)
く
違
(
ちが
)
つてゐて、
子供
(
こども
)
の
數
(
かず
)
が
何人
(
なんにん
)
あるか
分
(
わか
)
らない
樣
(
やう
)
に
思
(
おも
)
はれた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
數
部首:⽁
15画
“數”を含む語句
數々
多數
數多
珠數
數珠
多人數
數日
數〻
數日間
數次
人數
數寄
數年
年數
數限
手數
數萬
數個
其數
數回
...