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常緑濶葉樹
なほ
針葉樹であつて
常緑な
木(まつ、すぎ
等)を『
常緑針葉樹』といひ、
代濶葉樹であつて
常緑な
木(かし、くす
等)を『
常緑濶葉樹』
この
帶の
樹木は、
櫧帶といふほどかし、しひ
等の
常緑濶葉樹がおもにそだち、
海岸の
潮風の
強い
砂地には、よくくろまつが
生え、
南部にはくすのきが
多く
生えて
暖國的な
氣分をたゞよはせてゐます。
元來この
帶の
樹木はすべて
常緑濶葉樹で、こなら、くぬぎ
等の
落葉濶葉樹がその
間に
點々と
混つてゐる
筈なのですが、
常緑濶葉樹は
昔からたび/\
伐られたり、
又は
野火の
害に
會つたため、
數が
減り