“荊蕀”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うばら33.3%
けいきょく33.3%
けいきよく33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
木立こだちわづかにきたる所に、つちたかみたるが上に、石を三かさねにたたみなしたるが、二三荊蕀うばら薜蘿かづらにうづもれてうらがなしきを、これならん御墓みはかにやと心もかきくらまされて
『パリサイの徒の如く、悲しき面もちをなすことなかれ。』耶蘇やそさえ既にそう云ったではないか。賢人とは畢竟ひっきょう荊蕀けいきょくみちにも、薔薇ばらの花を咲かせるもののことである。
侏儒の言葉 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
『パリサイの徒の如く、悲しき面もちをなすことなかれ。』耶蘇さへ既にさう云つたではないか。賢人とは畢竟ひつきやう荊蕀けいきよくの路にも、薔薇の花を咲かせるもののことである。
侏儒の言葉 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)