“墓掘（はかほり）” の例文
ホラシオは間（ま）がぬけた。オフィリャの狂態（きょうたい）になっての出は凄（すご）く好かった。墓場（はかば）で墓掘（はかほり）の歌う声が実に好く、仕ぐさも軽妙であった。
みみずのたはこと (新字新仮名) ／ 徳冨健次郎、徳冨蘆花(著)
彼は兎に角、この墓地で長く墓掘（はかほり）人夫をしているものを物色した。幸に二、三人の人夫を尋ね出す事が出来た。けれども三年前の屍体だと云うと、いずれも云い合わしたように
支倉事件 (新字新仮名) ／ 甲賀三郎(著)
と墓掘（はかほり）の人が云う。
みみずのたはこと (新字新仮名) ／ 徳冨健次郎、徳冨蘆花(著)