“掻掘”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かいぼり50.0%
かいぼ25.0%
かきほり25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あくる日は大勢の人足をあつめて、その古池の掻掘かいぼりをはじめた。小幡も松村も立會つて監視してゐたが、鮒や鯉のほかには何の獲物もなかつた。泥の底からは女の髪一筋も見付からなかつた。
半七捕物帳:01 お文の魂 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)
「どうでしょう。この池を掻掘かいぼりさせるわけには行きますまいか」と、半七は云った。
半七捕物帳:36 冬の金魚 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
いかにするかと引れゆきしにはじめ濘落すべりおちたるほとりにいたり、熊さきにすゝみて自在じざいに雪を掻掘かきほり一道ひとすぢみちをひらく、何方いづくまでもとしたがひゆけば又みちをひらき/\て人の足跡あしあとある所にいたり