“一道”のいろいろな読み方と例文

読み方	割合
いちどう	77.8%
ひとすぢ	11.1%
ヒトミチ	11.1%

いちどう

それに反して、さっそく、活気のある朝議となっていたのは賀名生（あのう）の山村の朝廷である。暗澹（あんたん）たる前途に一道（いちどう）の光明をここに見たのだ。

私本太平記：13 黒白帖 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

ひとすぢ

○そも／＼我郷（わがさと）雪中の洪水（こうずゐ）、大かたは初冬と仲春とにあり。此（この）関（せき）といふ駅（しゆく）は左右人家（じんか）の前（まへ）に一道（ひとすぢ）づゝの流（ながれ）あり、末（すゑ）は魚野川（うをのかは）へ落る、三伏（さんふく）の旱（ひでり）にも乾（かわ）く事なき清流水（せいりうすゐ）也。

北越雪譜：03 北越雪譜初編 (新字旧仮名) ／ 鈴木牧之、山東京山(著)

ヒトミチ

大勅（オホミコト）　たゞ一道（ヒトミチ）にいたゞきはせで

橘曙覧評伝 (新字旧仮名) ／ 折口信夫(著)

一	常用漢字 小１ 部首:⼀ 1画
道	常用漢字 小２ 部首:⾡ 12画