“我郷”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
わがさと66.7%
わがきやう33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
○そも/\我郷わがさと雪中の洪水こうずゐ、大かたは初冬と仲春とにあり。このせきといふしゆくは左右人家じんかまへ一道ひとすぢづゝのながれあり、すゑ魚野川うをのかはへ落る、三伏さんふくひでりにもかわく事なき清流水せいりうすゐ也。
我郷わがさと(豊後日田ひた郡)に伏木という山村あり。民家の子五六歳にて、夜きてまず。戸外に追出す。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
しかし忠同は十年三月廿九日に父にさきだつて歿した。鶴岡氏の記する所に従へば、樸忠は我郷わがきやうの大国隆正、福羽美静よししづと相識つてゐたと云ふ。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)